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酪農ってどんな土地が向いてるの?

 酪農をする人は、土地を広大に持つ必要があると言われます。そのため土地購入費用が安く済む北海道に、酪農家が集中していると言われます。ですが気候の問題も、関係していることがあります。米などを作る環境には、適していないと言われたのが北海道です。
開拓が始まった明治初期には、この寒さが巌しい土地で米などの生産は出来ないことが理由のひとつとも言われました。更には、穀物を作るにも適さないこともあり、酪農が推進されたことが、多くの酪農家を生んだ理由とも言われています。ですが明治の時代は、酪農と言わず牧畜と言う時代でもありました。それが北海道の道庁が酪農を推進することになり、1933年に根釧原野に農業開発5ヵ年計画を組んだことが、始まりと言われています。更に推し進められたパイロットファーム計画では、その費用を世界銀行からの融資に頼り、国を挙げての行事にもなりました。

 この酪農には、農業用語と言われるものと、地理用語があり、内容にも若干の違いもあり、勘違いを起こしやすくなっています。例えば農業としては、畜産が家畜を飼うことで、家畜の生産を行います。しかし酪農は乳目的となり牛などの家畜を飼うことになり、畜産の一種となります。基本的には、牛を肉目的で育ててはいないと言うことになります。これが地理用語になると、酪農地帯とか放牧地帯と言う言葉になり、農業の意味とは全く違う使い方になってしまいます。
特に乳牛となる牛は、熱い地域は苦手になっていることから、涼しい高原が良い環境となっています。そのため、北海道は絶好の場所となり、岩手県の一部なども環境に適していると言われるまでになっています。アメリカなどで牛を飼うことは、放牧と呼ぶことが多く、この場合には肉牛を育てることがメインとなっています。

 農業とは、基本的に稲作や畑作が出来るのであれば、その地帯を稲作や畑作にします。ですがこれに向いていない土地で、涼しく牧草がある土地は酪農をすることになります。また、牧草が少なくても良いとされるのが、肉牛を育てる放牧になる訳です。酪農に向いてる土地では、放牧するほどの土地の広さは必要ないのが特徴です。酪農家にとって大変なことは、一日二回の乳搾りです。これを実行しないと、牛は病気になってしまいます。
そのため休日と言うものがないと言うのが、現状です。なかなか成手がいないのも、この巌しい条件をクリアする必要があるからと言われます。機械化が進んだ昨今でも、一日に二度必ずする仕事がある以上は、休日は取れないと言うことになります。これらの問題をクリアすることで、多くの人が酪農に参加することが考えられる時代には、確実になって来ています。

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